はたごてふ 看板のある 花の宿
3月も後半ですが、肌寒い日が続きます。
それにもかかわらず、桜は例年より1週間早く開花、そろそろ満開を迎えております。
本日のタイトル「はたごてふ 看板のある 花の宿」
当館の川向うにお住まいだった先生がお詠みくださった素敵な句です。
その通りの情景が、今広がっております。
恒例の定点観測まとめ
昨年までの観測枝はなんと、昨年夏の台風で大枝ごと折れてしまいました…
私の背の届く新しい枝でご紹介いたします。
桜アルバム
若木は成長期故に花の間隔が広くなり、枝先に玉のようにまとまって花が咲くのは老木の特徴とのこと。
近年ボリュームが増えたように見えたのは、花のつき方が変わったからだと思うと、なにやら感じるものがあります。
上の道路から100年のソメイヨシノ、かつては大枝を広げ、駐車場から清泉亭玄関までは花のトンネル、はたごの部屋の窓からは触れられるほどに桜の枝が間近でした。
台風毎に空洞になった大枝が先から落ち、だんだんと木自体が小さくなってまいりました。
昨年夏まで葉を茂らせていたのに、この春花をつけなくなった木もあります。
どの木もがんばって花を咲かせてくれているな、と近年はしみじみと見上げてしまいます。
枯れてしまうと、しばらくぽっかりと空く場所がでますが、そのそばに次世代の木をせっせと植えております。
また20~30年後には立派な若木になっているものと。
桜に限らず、ここ2、3年、庭の植物の興亡が激しいです。
自然にまかせ、時に手を入れ、野趣味あふれる庭を眺める日々でございます。
整った庭とは異なりましょうが、お客様の癒しのひとつとなりますれば。
また季節の花のご紹介をしたいと思います。
おかみかく