純米大吟醸 天の叢雲 入荷!
夜がまだひんやりしますね、とお客様にお話ししていた2、3日のち、突然の梅雨入り。
極端な気候の変化に驚くばかりですが、さすが梅雨、一気に蒸し暑くなりまして、昨日から館内にクーラーが入りました。
緑が一層鮮やかにボリュームを増す季節の到来です。
地酒に新メニュー登場!
当館の3代目主人石飛鴻がラベルデザインをした「大注連縄の里 とんばら」が惜しまれつつ販売終了となり、なにか美味しい日本酒をと探して半年、ご縁がありましたのが地元出雲の富士酒造さんの限定酒「純米大吟醸 天の叢雲(あまのむらくも)」でございました。
このタイミングでの出会い、きっとご縁でございます。
天の叢雲とは
天の叢雲(あまのむらくも)とは、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する神話に登場する剣の名前。
成敗された大蛇の尾から現れ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)とも、ツムガリノタチ・ツムハノタチとも呼ばれます。3種の神器として、熱田神宮のご神体となっています。
出雲には神話の舞台となった場所が、今でもあちらこちらにありまして、出雲平野を流れる斐伊川(ひいかわ)は、ヤマタノオロチのモデルとされています。
出雲富士の仕込み水は、その斐伊川の伏流水を使用。
またこの純米大吟醸に使われる山田錦が育ちますのは、スサノオノミコトが祀られる須佐神社のお膝元である佐田町。
物語性も十分、出雲杜氏によるこだわりの醸造で、その名にふさわしい見事な酒が誕生いたしました。
当館初のグラスでのご提供
富士酒造では、和釜による蒸し米、箱麹法による麹、木槽(きぶね)による搾りなど、昔ながらの設備で手作りの伝統を大切にしながら、次世代への酒造りに取り組んでいます。
キャッチフレーズは「てづくりですけん 出雲富士」
出雲の自然の恵み豊かな佐田の地で特別に栽培された山田錦を35%まで磨き、贅沢に使用。
アルコール分は16度、上品で華やかな香りとキメの細かい味わいの純米大吟醸です。
口に含む前にぜひとも、このふくよかな香りを存分にお楽しみいただきたく、当館では、初めてグラスでのご提供を決めました。
うすはりの繊細な口当たりのグラスの下に出西織のコースターをお敷きして。
数量限定の生産のため、完売時にはどうかご容赦下さいませ。
~神代の出雲へ思いをはせるひと時にぜひ~