2018年10月 リニューアル・萩の間のご案内

広い窓の外には・・・
青々とした椿、桜、ツワブキ、ミツマタ、四季折々の山野草が茂り、目の高さには小田川の流れ、耳を澄ませばせせらぎの音が心地よい。
萩の間は、はたごの1階奥に位置しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浴場に最も近く、
当館で一番広い21畳。30年間、大人数のご家族連れ様中心のお泊りで活躍して参りました。この度、当館唯一のベッド付の和洋室として生まれ変わりました。

ひのきの格子に石飛鴻の書画を飾りました。

一歩踏み込み、部屋のふすまを開けると、まず目に飛び込んでくるのは、当館3代目主人である書画家石飛鴻(いしとび こう)がシルクロードを描いた墨絵の大作。まるで画廊を彷彿とさせる大きな格子の中ほどに堂々と掛かっています。

部屋の中心を大胆に区切っている格子は上質なヒノキ製。シンプルに見えて角度、ピッチなど計算しつくされたこだわりの特注品で、細部に職人技が光ります。

格子の奥は畳敷のベッドスペース。ベッドを2台備えてありますが、エキストラをいれて3台まで増やすこともできます。元々の大きな部屋の為に立派な床の間がありましたので、そこにも主人の水墨画と染付の陶器を設え、身近にアートを楽しんでいただけるようにしています。

格子の手前は板張りでダイニングテーブルを置いたスペース。腰掛けて読書をしたり、書き物をしたり。ご希望に応じてお夕食を召し上がることもできます。

この部屋が生まれた理由…

新しくできたスロープ用の特別な玄関。

当館でお泊り頂くためにはどうしても階段を通っていただかねばなりませんでした。両親を連れてきたいけれども段差があると難しい、というお声が近年ぐっと増えました。思い切ってお越しになられても、ご家族総出で支えながら階段を上り下りされるお姿に心が痛みました。せっかくご家族揃ってくつろぎにみえられた温泉宿です。どなたにもゆったり気兼ねなくお楽しみいただきたい。長年思い続けてきた気持ちをようやく形にすることができました。

 

駐車場から部屋まで車椅子で移動ができると安心、というお声から、段差なくスムーズに進める専用の玄関とスロープを設けました。部屋のベッドサイドまで車椅子でお入りいただくことも可能です。

スロープ 廊下から格子の玄関を撮影

お食事は通常ですと、清泉亭までお出かけいただきますが、移動でご負担をかけたくない、という場合には、この部屋で8名様まで集ってお食事ができます。

例えば、ご年齢の親御さんを中心に3世代4世代のご家族皆様がお集まりになっていて、別のお部屋に分かれてのお泊りでも、萩の間でご一緒お食事することができます。

同じ部屋の中のことですから、お食事中に休みたくなられた時もベッドへ簡単にお戻りになれますし、格子のベッド側にはロールスクリーンをおろすことができますから、プライバシーにも配慮できます。

同じ空間に皆がいるという感覚を大切にしたいとこだわった点です。お手伝いをする側、される側、双方が快適にお過ごしいただけるように。そんな願いを込めています。

もちろん、装飾にもしっかりこだわっていますので、ベッドのお部屋をお好みの美術好きなお客様も大歓迎でございます。

お部屋の使い方はお客様次第。私共の知らない魅力がまだまだあることと存じます。
お客様が萩の間で素敵なひとときをお過ごしになれますよう願っております。

はたご小田温泉 女将 石飛奈美拝