玉肌協定をむすびました

この度、多伎町内の3者で手を取り合い、美肌をテーマにした協定を締結しました。

井山屋製菓、musubiya system(観光)、はたご小田温泉(旅館)で共同開発をした第1号商品が「玉肌ロール」です。

今日は、ご興味を持って下さる皆様に玉肌協定やこの町や美肌観光についてお知らせしたいこと、また私個人の協定へのおもいや考えの整理の為に綴りました。

面白い読み物というわけではございませんが、お付き合いくださる方がいらっしゃいましたら幸いでございます。

※以下に記しましたのは、協定共通見解や県公式の見解ではなく、あくまでも個人的なおもいでございます。

念のためご承知おきください。

玉肌とは

古来より美肌を表現する雅な言葉。

玉のように白く輝く滑らかな肌を表現しています。

玉とは、至高の宝、光り輝く美しいもののこと。

小田神社にお祀りされている豊玉姫「トヨタマヒメノミコト」は海神の愛娘。

竜宮城の乙姫さまのモデルになった神話の女神です。

乙姫様の美しさといえば、おとぎ話の中でも屈指。

まさに玉肌の象徴として、この方をおいて他はないといえましょう。

美肌観光とは

島根県は数年前から「ご縁も美肌もしまねから。」を合言葉に美肌県PRに力をいれています。

ポーラが企画する美肌県グランプリで歴代1位最多獲得で殿堂入りを果たしている島根県。

美肌といえば島根県、といわれるための仕掛けづくりを目下着々とすすめているところです。

当館は令和2年「美肌県しまね誘客推進モデル事業」第1回で採択を受け、2年間美肌をテーマとしたプラン作りに勤しんでまいりました。

いよいよ美肌事業も、宿泊業にとどまらず、幅広い業種に参画が広まり、同じ町内に美肌事業に取り組む事業者が3者になった、このことが今回の玉肌協定の大きなきっかけとなりました。

美肌をテーマにおもしろいことができないか。

多伎に玉肌のスポット在り!と声をあげることで、多伎町へ足を運ぶ機会が増えてくれはしないだろうか。

小さな野望のスタートです。

観光的視点からみた多伎町

出雲の西の端、田儀より西には仙山峠、この峠を越えると石見の國。

つまりは出雲と石見の國境であります。

今のように車で行き来が難しい時代には、峠を越える前の準備、越えた後の安堵をする、交易においても欠かせぬ要所でありました。

昨年夏には地滑りで国道とJRでの往来がストップして話題になりましたが、その事象が示す通り、今でも交通において重要なポイントであるといえましょう。

日本海のパノラマが見事で、日本の夕日100選のポイントでもある道の駅キララ多伎は、オープン以来国道9号線の往来には欠かせぬ不動の人気のスポットです。

ところが近い将来に大きな問題を抱えています。

出雲から伸びてきている山陰道が、数年後に多伎朝山道へ繋がることが決まっており、一通過点になってしまうのではないかという懸念がじわじわ形をなしつつあるのです。

多くの人がその未来に何かよい方策をと立ち上がり、頭をつきあわせ思案を重ねています。

美肌・これからの可能性

山海の幸が豊富で穏やかな天候。

今ではすっかりいちじくの町として知られるようになったわが町多伎町。

9号線沿いには山海の豊穣を司り、家庭内の和を保つ美しい神様方をお祭りする社があります。

そして、いちじくは美肌特効フルーツ。

こんなすてきなアドバンテージがあるのだから、美肌プロモーションはきっと多伎町にそぐうはず。

個人的には、玉肌協定を始まりとして地域を巻き込むプロジェクトが先々に立ち上がっていくと面白いのではないかとぼんやりイメージしているところです。

地域おこしに美肌要素をプラス。

美肌とは、とらえがたいものに思われがちですが、反面汎用性が高いテーマです。

わが町の美肌はこんな感じ、と各地で点ではなく面として美肌をテーマに各地域特有の個性あふれる見せ方が広がれば、美肌県の面目躍如。

自ずと美肌といえば島根、となりそうですよね。

同業のネットワークはもちろんですが、せっかく様々な業種にも美肌テーマが広がってきたところですし、身近な異業種との美肌コラボはとても楽しそうです!

地域おこしに美肌部門が立ち上がれば、まずはユーザーたる女性の生の声が重要になりましょう。

生きた意見が形になり、若者も妙齢の方も、それぞれの視点でいきいきと活躍できる場が期待できそうです。

美肌=美容にとどまらず、健康という視点でも十分活用できるはず。

美容を足掛かりに、コンセプトを健康まで広げてゆければ、性別世代に関係なく多くの方がリアルに楽しめるコンテンツができることでしょう。

玉肌協定

美肌コンテンツ造成に取り組んで3年目の当館。

お客様の反応やアイデアのストック、実地2年超の経験値を活かした美肌企画作りが協定に活かせたらと考えています。

musubiya systemの渡部さんは、初期から一緒に企画アイデアで協力してもらっていましたが、これからは、musubiya systemとして独立した新しいビジネスの中で、musubiyaオリジナルの癒しの観光プランにおいて協力しつつ、より広くステップアップしたものをご用意してゆく予定です。

井山屋製菓さんによる製菓に活きる美肌素材の可能性も期待大。

人間、口から入るもので体はできているといいます。

おいしくいただいて美肌にもよい、おまけに映える!とくれば、幅広い層の目に留まるはず。

3者の化学反応が実に楽しみです。

むすび

出雲と石見の結び目として、この地で足を止めていただいて、東から来られた方には、もう少し西へ、西から来られた方には、もう少し東へ足を延ばしていただけるような素敵なスポットになれたらと強く願います。

この町へわざわざ来る理由ができる魅力ある企画が組めるよう、この協定で力を合わせて取り組んでゆきたい所存です。

神話の姫にあやかり玉肌の聖地として町を元気に!

 

広がれ美肌の輪!!!

 

おかみかく

 

 

 

 

 

 

 

 

《はたご小田温泉のイメージムービーができました》