一畑薬師まいり
前回の出雲大社初詣レポートに引き続き、今回は一畑薬師へのお参りがテーマです。
神社とお寺、両方へお参りする。これぞ日本のいいところですね!
雲州平田の古刹 一畑薬師 うんしゅうひらた いちばたやくし
翌週は家族でお参り。当館の福助「坊」も一緒に一畑山へ。
一畑薬師さんのご本尊 瑠璃光如来様 は清泉亭の池のほとりにおまつりしているご縁があり、3代目主人もしげくお参りをしていました。
出雲市平田の一畑山山頂にある名古刹。目に御利益のあるお薬師様がご本尊の臨済宗のお寺で、長い石段でも有名です。
お薬師さんの見どころ
開催40回を超える一畑薬師マラソンは、この石段約1000段をのぼるハードな大会。
立派な名物です。通常のお参りルートですと、右側の画像の石段を登ってお参りします。
(車いすの方には、お堂の奥に駐車場がありますのでご安心を)
参道のところどころに目のご利益にあやかってか、目玉おやじのブロンズ像がありまして、これまた出会いが楽しい♪
それぞれの石に刻まれたメッセージも含蓄深いです。さすがお寺。
途中に広がる一畑山から宍道湖を見下ろすパノラマも見ごたえ十分です!
後ろを歩いていらした外国の方も、視界が開けたところで Wonderful! と声をあげていらっしゃいましたよ♪
手を合わせる
駐車場からの参道にたくさんの灯篭やお地蔵様が並んでいるのですが、連れてきた「坊」が誰も教えないのに、都度立ち止まり熱心に手を合わせて拝みだしたのでびっくり。
勢いよく合わせるものだから、ぺちっと音がするのはご愛敬。ちゃんとぺこりと頭を下げるではありませんか!
小さな子どもには、私たちに見えないものが見える、という話があります。
みえるのか、感じるのか。ピュアな心でみると、自然と手を合わせたくなるのか…
日頃、仏壇やお墓で手を合わせる私たちの仕草を見ているとは思うのですが、不思議とタイミングや対象を選んでいるようにも見えて、面白いものだなと。御祈祷の際にも、お経の終わりにちゃんと小さな手を合わせて祈念していて(?)なにやら頼もしく感じました。
改めて、自然と手を合わせたくなるような謙虚な心持ちが大切だなと考えた次第です。
ほうじ茶をいただく
一畑山ではお茶が栽培されていて、お堂の前にも小さなお茶畑があり、御霊茶としてお供えされているそうです。
毎朝、一畑山の霊水で煎じて御祈祷を経たお茶湯(おちゃとう)がお授け所の前に置かれていて、誰でも備え付けのお湯呑みで頂けるようになっています(無料)
特製の徳利代(500円)を納めて持ち帰ることもできます。そのお茶を瞼にぬると目がよくなるとか。
御祈祷を受けた茶葉もお授けいただけます。不思議と薬草のような香りのするほうじ茶です。
ティーパックのものと茶葉のものをお土産にいただいて帰りました。
帰る頃にはアラレ混じりの冷たい雨が降り出し、小走りに車へ駆け込むようでしたが、家族でよいお参りができたと思います。
さてさて今年一年、皆が幸せでありますように。