こぼればなし

目次
●「はたご」小田温泉とは?
●はたご小田温泉のこだわり

「はたご」小田温泉とは?

お客様にしばしば「はたご」が当館の名前であるようにお尋ねいただきます。
・・・意外と知られていない「はたご」という言葉。
今回は小田温泉の「はたご」という言葉についてお話ししたく思います。

さて、まず「はたご」という言葉を広辞苑でひもとくと、4つの意味があり、 私たちが一般に使うのは「はたごや」の略で

【旅人を宿泊させるところ。やどや。たびや。旅人宿。旅館。】

時代劇でよく見かける宿場町の旅人宿のイメージがあります。
日本には「袖すりあうも他生の縁」、「旅は道連れ世は情け」という良い言葉があります。
かつて旅といえば命がけで、旅人同士が情報交換したり、お互い助け合うのはごく自然なことでした。 そして道中の茶屋やはたごは旅人の縁をとりもつ大切な場だったと思います。
今は旅行をするにも交通の便が良く、大変快適になりました。 お宿にしても、部屋から一歩も出ることなく過ごせる所も珍しくありません。
そんな現代にあって、未だ「はたご」を冠する小田温泉。全館木造で、満室の時にはあちらこちらで人の気配が・・・。
決して整った設備という訳にもいかないのでご不便をおかけすることも多々あります。
しかしお風呂に行けば年齢も住む場所もまったく違う人同士が打ち解けて話をしたり、館内で偶然懐かしい人との出会いがあったりと、 不思議なご縁や人の温もりが感じられる宿でもあります。
個別化がどんどん進む中で、そんな宿があってもよいのではないか、「はたご」という言葉にはそんな想いがこめられています。